- 中国に来てからChatGPTが開けなくなった
- 駐在や留学が決まったけど、向こうでも仕事や勉強でChatGPTを使い続けられる?
このような悩みを解決します。
- 中国でChatGPTが使えなくなる理由
- 中国に行く前にやっておくVPNの準備
- NordVPNで中国からChatGPTにつなぐ手順
- 駐在・長期滞在でChatGPTを毎日使うためのコツ
- 中国でVPNを使うときの注意点
5分ほどの作業でChatGPTを使えるようになりますので、中国でChatGPTを使いたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

この記事では、中国でChatGPTを使う方法を紹介しています。
1回つないで終わりではなく、駐在や留学で毎日使い続けるためのポイントまでまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
中国でChatGPTが使えなくなるのはどうして?
中国でChatGPTが使えなくなる理由は、下記の2つです。
- 中国政府がネットを検閲している
- OpenAIが中国をサービスの対象地域に入れていない
つまり、中国側とOpenAI側の両方からブロックがかかっている状態。
スマホの設定ミスや端末の故障ではありませんので、そこは安心してくださいね。
それぞれ順番に紹介していきます。
グレートファイアウォールという中国政府の検閲のしくみ
1つ目の理由は、中国政府のネット検閲です。
中国には「グレートファイアウォール(金盾)」と呼ばれる、国全体で動いている検閲のしくみがあります。
中国のネット回線から海外のサービスにつなごうとすると、このしくみが通信を途中で止めてしまうんですね。
実際に中国でChatGPTを開こうとすると、下記のような状態になります。
- ブラウザでchatgpt.comを開いても、ページが表示されない
- 日本で入れておいたChatGPTのアプリを開いても、つながらない
- GoogleやYouTube、LINEも同じように使えない
どれも、中国の回線を通る途中で「行き先が海外のサービスだ」と見分けられて、通信を止められているのが原因です。
チェックされるのは、サイトの住所を調べる段階や、通信の行き先を読み取る段階。
URLがhttpsで始まる安全なサイトでも、行き先は読み取られてしまうので関係なく止まります。
つまり、中国の回線から直接つなぐかぎり、スマホの設定をいくらいじってもChatGPTは開けないということ。



そもそもOpenAI側が中国向けにサービスを提供していない
2つ目の理由は、ChatGPTを運営しているOpenAI自身が、中国をサービスの対象から外していることです。
2026年9月時点で、OpenAIの対応国・地域リストに中国本土・香港・マカオは入っていません。
OpenAIがこの3つの地域を対象から外したのは2024年7月で、それからずっと変わっていないので、今も中国からは普通には使えません。
たとえば香港にはグレートファイアウォールがないのに、ChatGPTは使えません。
これは検閲ではなく、OpenAIが自分の判断で香港を対象から外しているからです。
中国本土はこの「OpenAI側の制限」に「政府の検閲」が重なっていて、二重にブロックされているわけですね。
なので、VPNで中国の外のサーバーにつなぐだけでは足りません。
OpenAIの対応地域にある国のサーバーを選んで、その国からつないでいる状態にする必要があります。
つまり、VPNの「どの国につなぐか」まで気にしないと、ChatGPTは使えないということ。
ちなみに、VPNでつなげばOpenAIの規約の面でもまったく心配なし、というわけではありません。
この点は、あとの「OpenAIの利用規約のこと」の見出しで正直にお話ししますね。
このあとの手順では、対応地域の中でも中国から近い日本のサーバーを使っていきます。
中国に行く前にやっておきたいChatGPT用VPNの準備チェックリスト
VPNの準備は、中国に行く前に日本で済ませておきましょう。
中国に入ってからだと、VPNの公式サイト自体が開けずに、ダウンロードで困ってしまうからですね。
出発前にやっておきたいことは、下記の3つです。
- VPNを本命と予備の2つ契約する
- 使う端末すべてにVPNアプリを入れる
- 出発前に一度つないでみる
どれも日本にいるうちなら30分もかからない作業です。



VPNは2つ契約しておくと安心
駐在や留学で毎日ChatGPTを使うなら、VPNは本命と予備の2つを契約しておくのがおすすめです。
1つだけだと、そのVPNがつながらなくなった瞬間にChatGPTも使えなくなるからですね。
中国ではVPNの通信も検閲の対象で、時期によってはVPN自体がつながりにくくなります。
特に質の低いVPNほど見つかりやすくて、止められやすいです。
たとえば、明日の会議資料をChatGPTで仕上げようとした夜に、VPNが急につながらなくなったとします。VPNが1つしかないと、あとは復旧を待つしかありません。
予備のVPNがスマホとPCに入っていれば、アプリを切り替えるだけでその日のうちに作業を終わらせられます。
組み合わせは、本命をNordVPN、予備をMillenVPNかExpressVPNにするのがおすすめ。
予備のVPNは2年プランで、MillenVPNなら月396円、ExpressVPNなら月480円から。
毎月数百円多く払うだけで「今日はChatGPTが使えない」という日をぐっと減らせますので、仕事で使うなら十分払う価値があると思います。
2つ契約した場合の合計金額は、このあとの料金の見出しで計算していますね。
スマホ・PCなど使う端末すべてに事前インストールしておく
VPNアプリは、中国でChatGPTを使う予定の端末すべてに、日本で入れておきましょう。
現地に着いてから「PCには入れたけどスマホに入れ忘れた」となっても、中国からだとダウンロードでつまずきやすいからです。
入れておく端末の例は、下記のような感じ。
- スマホ(iPhone・Android)
- 自分のPC(Windows・Mac)
- タブレット(iPadなど)
自分が中国でChatGPTを開きそうな端末を、1台ずつ思い浮かべながらチェックしていくと漏れがありません。
1台ずつやることは、下記の3つです。
- 本命のVPNアプリを入れてログインする
- 予備のVPNアプリを入れてログインする
- ChatGPTのアプリを入れてログインする
NordVPNなら、どの端末も同じメールアドレスとパスワードでログインするだけでOKです。
端末ごとに別の契約をしなくていいので、手間はほとんどかかりません。
会社から支給されたPCは、勝手にVPNを入れないほうがいいです。
会社のPCの扱いは、このあとのよくある質問で紹介していますね。
出発前に一度接続テストをしておく
アプリを入れたら、出発前に一度VPNをつないでChatGPTを開いてみましょう。
入れただけで安心していると、現地で「ログインできない」「パスワードを忘れた」といったつまずきに気づくことになるからです。
テストのやり方はかんたんで、下記の流れを端末ごとにやるだけ。
- VPNアプリで日本のサーバーにつなぐ
- つないだままChatGPTを開いて、質問を1つ送ってみる
- 予備のVPNでも同じことをやる
ちゃんと返事が返ってくれば、その端末の準備は完了です。
この3つは海外出張や駐在向けのセキュリティ対策でもよくすすめられているので、やっておいて損はありません。



NordVPNを使って中国からChatGPTにつなぐ手順
VPNとは「Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)」の略で、誰にも通信を傍受されないセキュリティ性の高い回線のこと。
またVPNには世界各国のサーバーに接続できる特徴もありますので、中国にいても日本などの回線と接続できます。



このVPNを使って中国からChatGPTを使う方法をざっくり説明すると、次のような感じ。
- VPNと契約
- 日本のサーバーと接続
- ChatGPTを使う
中国にいると海外のサイトなどにはブロックされてしまいますので、ChatGPTも使えなくなります。
しかしVPNを使って日本のサーバーに接続すれば、日本から通信をしているのと同じ状況を作り出せます。
したがって、中国からでもChatGPTを使えるようになるわけです。
VPNを使った方法であればいまから5分ほどの作業でChatGPTを使えるようになりますし、30日間は無料です。
VPNには下記のようにいくつかのサービスがあります。
おすすめは「NordVPN」ですね。
NordVPNは使い方が超簡単で、早い人なら5分ほどでChatGPTを使えます。
また通信速度も速いので、通信ラグにストレスを抱えることもありません。



ちなみにNordVPNは30日間の全額返金保証があります。
VPNに接続してChatGPTを使う
この記事では「NordVPN」を例に手順を紹介していきます。
【STEP①】VPNと契約する
NordVPNの公式サイトにアクセス


NordVPNの購入ボタンをタップ


契約したいプランの購入ボタンをタップ


「メールアドレス」と「クレジットカード情報」を入力。「購入を完了」をタップすると、NordVPNの契約が完了


【STEP②】日本のサーバーと接続する
NordVPNのアプリをダウンロード


NordVPNのアプリを開いて「登録」をタップ


メールアドレスを入力して「続行」をタップ


登録時に入力したメールアドレス宛に認証コードが届くので、その認証コードを入力


パスワードを入力して「パスワードを作成する」をタップ


ログインに成功したら、サーバー一覧から「Japan」を選択。これで日本のサーバーとの接続が完了


【STEP③】ChatGPTを使う
日本のサーバーに接続した状態であれば、ChatGPTは問題なく使えるようになっています。
ChatGPTを使っている間は、VPNを切らないようにしましょう。
途中でVPNが切れると中国からの通信に戻ってしまい、その時点でChatGPTにつながらなくなります。
プランは、ChatGPTを使うだけなら一番下のベーシックプランで十分です。
駐在や留学で1年以上いるなら、月あたりが一番安くなる2年プランがおすすめ。



ChatGPTをVPNの使い方のコツ【駐在・長期滞在者向け】
ChatGPTを毎日使い続けるなら、VPNは「つないで終わり」ではなく、長く使う前提で選んで使っていくのがコツです。
押さえておきたいポイントは、下記の5つ。
- OpenAIの利用規約のリスクを知っておく
- 複数端末・同時接続台数で選ぶ
- 通信が不安定になった時にすぐ試せることを知っておく
- 会社の仕事のデータを扱うときのルールを確かめる
- 長く使う前提で料金を比べる
この5つを最初に知っておけば、帰国する日まで慌てずにChatGPTを使い続けられます。
OpenAIの利用規約のこと
VPNがあれば中国からでもChatGPTは使えますが、OpenAIの規約の上ではリスクがゼロではありません。
2026年9月時点で、OpenAIの公式ヘルプや利用規約には、対応している国・地域の外からアクセスするとアカウントがブロックされたり停止されたりする可能性がある、と書かれています。
対応地域の外の支払い方法を使うと、サービスが使えなくなる場合があるという記載もあります。
この決まりは、VPNを名指ししたものではありません。
ただ、VPNで日本のIPアドレスを通していても、実際にいる場所や支払いの情報から「対応地域の外で使っている」と判断されれば、この決まりの対象になりえます。
一方で、実際にどれくらいブロックされているのかは、OpenAIから公式に出ていません。
止める前に警告があるのか、払った料金が戻るのかも、はっきりしていません。
なので「必ずアカウントが止められる」とも「絶対に大丈夫」とも言えないのが正直なところです。
中国に住みながらVPNでChatGPTを毎日使っている人はたくさんいます。
ただ、それは黙って見過ごされているだけで、リスクがなくなったわけではありません。
そうしておけば、もしアカウントが使えなくなっても、仕事や勉強の資料まで失わずに済みます。
毎日の仕事や勉強で使うか、有料プランまで契約するかは、こうしたリスクを知ったうえで自分で決めましょう。



複数端末・同時接続台数で選ぶ
PCとスマホの両方でChatGPTを使うなら、VPNは同時接続できる台数で選びましょう。
台数が足りないと、スマホをつないだとたんにPCのほうが切れたりするからですね。
3社の同時接続台数は、下記の通りです。
3社の同時接続台数
| VPN | 同時接続台数 |
|---|---|
| NordVPN | 10台 (全プラン共通) |
| ExpressVPN | 10〜14台 (プランによる) |
| MillenVPN | 無制限 (1年・2年プランのみ) |
NordVPNは、以前は6台までだったのが10台に増えています。
たとえば自分のPCとスマホとタブレットで3台なので、NordVPNなら7台分の余裕があります。
一緒に来ている家族のスマホを足しても、たいてい10台に収まります。
どの端末も同じアカウントでログインするだけなので、自分の使い方に合わせて台数だけ確かめて選べば大丈夫ですよ。
通信が不安定になった時にすぐ試せること
VPNにつないでいるのにChatGPTが重い、開かないというときは、下記を上から順番に試しましょう。
- 一度VPNを切って、つなぎ直す
- 別の日本のサーバーにつなぎ直す
- シンガポールなど、中国から近い別の国のサーバーにつなぐ
- 予備のVPNに切り替える
3番目でシンガポールを選ぶのは、日本と同じく中国から距離が近くて、遅れが出にくいからです。
OpenAIはシンガポールにデータの保管場所を置くと発表しているので、2026年9月時点で対応地域に入っているとみられます。
それでもダメなら、迷わず予備のVPNに切り替えましょう。
本命のVPNを直そうとして時間を使うより、予備に切り替えたほうが早くChatGPTを使えます。
この4つを知っておくだけで、つながらないときも慌てずに済みますね。
会社の仕事のデータを扱うときに気をつけたいこと
仕事の資料をChatGPTに入れる前に、会社の情報セキュリティのルールを必ず確かめておきましょう。
VPNを使うかどうかとは別に、仕事のデータを外のサービスに入れていいかは会社が決めることだからです。
海外出張や駐在向けの会社のセキュリティ対策では、下記のような決まりがよく出てきます。
- 会社が許可したVPN以外を、仕事用の端末で使わない
- 仕事のデータを扱うときは、会社のITのルールに従う
- 海外から機密情報や個人情報を送るときは、特に気をつける
これは特定の会社のルールではなく、よく言われていることをまとめたものです。実際の決まりは会社ごとに違いますので、自分の会社のルールか上司に確かめておきましょう。
VPN選びでは、無料VPNを使わないのが一番大事です。
無料VPNの中には、使っている人の情報を集めて他の会社に渡すかもしれないと、自分でプライバシーポリシーに書いているものまであります。
よく調べずにVPNを選ぶと、そこから仕事の情報がもれるおそれもあるので、気をつけましょう。
NordVPNの場合、通信の暗号化は下記の方式です。
NordVPNの暗号化方式
| 接続方式 | 暗号化 |
|---|---|
| OpenVPN | AES-256-GCM |
| NordLynx | ChaCha20-Poly1305 |
さらに、NordVPNは接続の記録を残さないノーログポリシーをとっています。
データをHDDではなくメモリの上だけで処理するRAMサーバーを使っていて、外部の会社の監査も受けているそうです。
監査の細かい中身までは確かめきれなかったので、気になるならNordVPNの公式サイトで見ておきましょう。
ただ、どんなVPNを使っても、会社のルールで入れてはいけない情報を入れていいことにはなりません。



料金で選ぶ
長く使うなら、2年プランで本命と予備の2つを契約しても、月1,000円前後に収まります。
下の表は2026年9月時点の料金です。
VPNの料金比較
| 契約内容 | 月あたりの料金 | 1年あたりの料金 |
|---|---|---|
| NordVPN ベーシック (1ヶ月プラン) | 2,280円 | 27,360円 |
| NordVPN ベーシック (2年プラン) | 約540〜580円 | 約6,480〜6,960円 |
| MillenVPN (2年プラン) | 396円 | 4,752円 |
| ExpressVPN ベーシック (2年プラン) | 480円 | 5,760円 |
| NordVPN(2年)+MillenVPN(2年)の2台持ち | 約940〜980円 | 約11,230〜11,710円 |
1年プランの料金は、1ヶ月プランと2年プランの間くらいです。
2台持ちの合計でも、NordVPNの1ヶ月プランを1つ続けるより安くなります。
1ヶ月プランを1年続けると27,360円かかりますが、2年プラン2つなら1年で約11,000円台。
1年以上いるなら、2年プランを選ぶだけで予備のVPNの分まで払えてしまうわけですね。
NordVPNのプランは、ベーシック・コンプリート・エリートの3つです。
コンプリートは2年プランで月700円くらい、エリートは月990円前後ですが、ChatGPTを使うだけならベーシックで足ります。
NordVPNのセール(2026年9月時点)
└2026年9月時点では、2年プランが最大76〜78%OFFになり、さらに3ヶ月延長されるセールも続いています。
1つ注意があります。
2年プランの安い料金は最初の契約期間だけで、更新のときは通常の料金に戻り、2〜3倍くらいに上がります。
契約した日にスマホのカレンダーへ更新日を入れておけば、気づかず高い料金で更新される心配はなくなりますね。
それと、2年プランに申し込む前に、さっき紹介したOpenAIの規約のリスクも頭に入れておきましょう。
長く使う前提の契約だからこそ、納得したうえで決めれば、あとで後悔せずに済みます。



VPNを使えばChatGPT以外にも中国生活で困っていることが解決できる
ChatGPTのために契約したVPNは、そのまま中国で使えない他のサービスにも使えます。
日本のサーバーにつないでいる間は、日本から通信しているのと同じ状態になるからですね。
中国で普通には使えないけど、VPNで使えるようになる主なサービスは下記の通りです。
- Google(検索・Gmail・Googleマップ)
- YouTube
- LINE
- Instagram・Facebook
- Wikipedia
- Netflix
日本の家族とのLINEや仕事のGmail、休みの日のYouTubeまで、1つの契約でまとめて使えるようになります。



日本のテレビ番組も、VPNで日本のサーバーにつなげば中国から見られます。
中国と日本の時差は1時間なので、日本のドラマやバラエティもほぼリアルタイムで楽しめますね。
中国でVPNを使うときの注意点
中国でVPNを使うこと自体に、法律の上ではっきりしない部分が残っています。
もう1つ、無料VPNは情報がもれるリスクが高いので使わないほうがいいです。
いいことだけでなく、この2つも知ったうえで使うかどうか決めてもらえればと思います。
VPNを使うことのグレーゾーンについて正直に話す
中国でVPNを使うことは、「合法」とも「違法」とも言い切れないグレーな状態です。
以下は2026年9月時点で、法律の解説記事やニュースを調べてまとめた内容です。
中国の規制は、VPNという言葉を名指しして、個人が使うのを一律に禁止しているわけではありません。
問題にしているのは、政府の許可を得ていない国際回線を作ったり、使ったり、提供したりすることのようです。
根拠としてよく出てくるのが、2017年1月に中国政府が出した通知です。
この通知で、許可なくVPNを含む専用回線を自分で作ったり借りたりするのが禁止され、2018年3月ごろまでは集中的な取り締まりもあったそうです。
実際に処分を受けた人もいます。
湖北省では、許可なくVPNを使ってX(旧Twitter)などの海外サイトを見ていた男性2人が、罰金500元(約11,000円)と200元、それにネット接続の禁止という処分を受けたというニュースがありました。
一方で、外国人の旅行者や駐在員がふつうにVPNを個人で使っただけで処分された確かな例は、今回調べた範囲では見当たりませんでした。
取り締まりの中心は、無許可でVPNを売ったり運営したりする業者や、政治的な発信をともなう使い方のようです。
中国側が気にしているのも、情報を「見る」ことより「広める」ことのほうみたいですね。
ただ、これは「例が見つからない」というだけで、これからも問題が起きないと保証するものではありません。
法律の上では、許可のないVPNを使うこと自体が処分の対象になりえます。
なので「絶対に大丈夫」とは言えないのが正直なところです。
VPN経由でSNSに政治的な投稿をするようなことは避けましょう。
無料のVPNをおすすめしない理由
中国でChatGPTを使うなら、無料VPNは避けて有料のVPNを使いましょう。
理由は、下記の2つです。
- 情報がもれた事件が実際に起きている
- 検閲に見つかりやすく、つながりにくい
2020年には、UFO VPNやFree VPNなど7つの無料VPNのデータベースが、パスワードなしでネット上に公開されていました。
影響を受けたのは約20,000,000人分。
しかも「ログは残さない」とうたっていたのに、実は接続の記録を全部残していたそうです。
無料のブラウザ拡張のHola VPNがハッキングされて、仮想通貨のウォレットに被害が出た例もあります。
無料VPNは、有料VPNほどセキュリティにお金をかけていないので、こういう事故が起きやすいんですね。
もう1つの問題は、質の低いVPNほど検閲に見つかって止められやすいことです。
仕事や勉強の途中で何度も切れるようでは、せっかくChatGPTを使えても意味がありません。
ChatGPTに仕事の相談や個人的なことを入れるなら、なおさら月数百円を払って有料のVPNを選んだほうが安心です。
よくある質問
駐在や長期滞在でChatGPTを使う方からよく出てくる質問にお答えしていきます。
会社支給のPCでも同じ方法で使える?
結論、会社が許可していれば使えますが、自分の判断でVPNを入れるのはやめておきましょう。
会社のセキュリティ対策では、会社が許可したVPN以外を仕事用の端末で使わないのが基本だからです。
会社によっては、社内システム用のVPNが最初から入っていることもあります。
まずはIT部門か上司に、ChatGPTを使いたいことと、そのためにVPNを入れていいかを確かめましょう。
先に確かめておけば、会社のルールに引っかかる心配をせずに済みますね。
家族の分もそれぞれVPNを契約したほうがいい?
結論、家族の分は別に契約しなくて大丈夫です。
NordVPNは1つのアカウントで10台まで同時につなげて、家族で共有するのも規約で禁止されていないからです。
たとえば夫婦のスマホ2台、子ども2人のスマホかタブレット2台、自分のPC1台で合計5台。
これなら10台の中に余裕で収まります。
家族4人で1つの契約を分け合えば、1人あたりの負担は4分の1くらいになりますね。
家族1人ずつバラバラに契約するムダな出費をしなくて済むので、そのぶん気が楽になるはずです。
ただ、家族以外の友達とアカウントを共有するのは、規約上の扱いがはっきりしないのでやめておきましょう。
帰任・帰国が決まったらVPNはいつ解約すればいい?
結論、帰国が決まった時点で自動更新だけ止めて、VPNは中国を出る日まで使い続けましょう。
自動更新を止めても、払った契約期間が終わるまではそのまま使えるからです。
先に解約の手続きまで進めてしまうと、帰国直前の引き継ぎや手続きでChatGPTやLINEが使えなくなって困ります。
NordVPNの自動更新は、ブラウザで公式サイトのNord Accountにログインして、「サブスクリプション」から止めます。
スマホのアプリからは止められない場合もあるので、ブラウザから操作するのがおすすめです。
予備のVPNも同じタイミングで自動更新を止めておくと、2つ分の更新料金を払わずに済みます。
帰国すれば日本からChatGPTはそのまま使えますので、VPNがなくても困りません。



ChatGPT Plus・Teamなどの有料プランも中国から契約できる?
結論、VPNにつないで日本のクレジットカードを使えば申し込みは進められますが、注意点が3つあります。
1つ目は、電話番号の認証です。
登録のときに電話番号の認証を求められた場合、中国の電話番号(+86)ではSMSのコードを受け取れません。
日本など、OpenAIの対応地域の電話番号がいります。
2つ目は、クレジットカードの決済です。
日本のカードでも海外のサービスへの支払いとして処理されるので、カード会社が不正利用と判断して止めてしまうケースがあります。
決済が通らないときは、カード会社に連絡して利用を認めてもらいましょう。
3つ目は、OpenAIの規約です。
2026年9月時点で、OpenAIの規約には、対応地域の外の支払い方法を使うとサービスが使えなくなる場合がある、と書かれています。
たとえば中国で作ったクレジットカードで払おうとすると、この決まりに引っかかる可能性があります。
日本のカードで契約した場合でも、中国から使っていると判断されたときにどう扱われるかは、公式にははっきりしていません。
アカウントが止まったときに払った料金がどうなるかも、公式には出ていません。
有料プランはお金を払う契約なので、こうしたリスクを知ったうえで申し込むかどうか決めましょう。
Teamプランは、クレジットカード払いのみで、2人以上からの契約です。
Teamプラン独自の電話番号認証の仕様は確かめきれていませんが、VPNが必要な点と中国の電話番号が使えない点はPlusと同じと考えておきましょう。
この3つを先に知っておけば、申し込みの途中で止まっても慌てずに対応できますね。
まとめ|VPNを用意して中国でも毎日ChatGPTを使い続けよう
中国でChatGPTが使えないのは、中国政府の検閲とOpenAI側の地域制限が重なっているからです。
VPNで日本のサーバーにつなげば、中国からでもChatGPTを使えるようになります。
駐在や留学で毎日使うなら、やることは下記の4つです。
- 出発前に、本命と予備の2つのVPNを契約する
- 使う端末すべてにVPNとChatGPTのアプリを入れて、一度つないでみる
- 現地では日本のサーバーにつないでChatGPTを使う
- つながらないときは、サーバーを変えるか予備のVPNに切り替える
2年プランなら2つ契約しても月1,000円前後で、1年以上いるならこれがいちばんコスパのいい備え方です。
会社の端末やデータを扱うときは、先に会社のルールを確かめておきましょう。
OpenAIの規約上のリスクもあるので、そこも納得したうえで始めましょう。
NordVPNには30日間の全額返金保証があるので、まずは日本にいるうちに契約してつないでみるのがおすすめです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。









